平成28年度各種委員会報告

編集委員会活動報告(委員長:永井 撤)

編集委員会では、遊戯療法学研究第16巻第1号の発行を、研究論文5件資料1件、外国語論文2件、22回大会の基調講演とシンポジウムを主な内容として、今年度8月31日に発行した。第17巻につきましては23回大会の基調講演とシンポジウムは準備中で、さらに投稿論文の5件について、現在審査中です。

 

研修委員会活動報告(委員長:田畑 洋子)

2016年度は3月24日に中京大学で研修会が開催されました。平井正三先生を講師としてお迎えし精神分析における遊戯療法について学びを深めることができました。2017年度は2018年3月25日に神戸学院大学において第15回研修会を開催致します。安島智子先生に「子育て支援、家族支援をもたらす親面接-コンサルテーションから家族布置の変容まで」と題して基調講演を頂き、午後からはケース検討を予定しています。多くの方のご参加をお待ちしています。

 

学術・研究委員会活動報告(委員長:横山 知行)

  1. 前期委員会の活動を引き継ぎ,わが国において遊戯療法を扱っている学術論文リストを充実させることとし,委員の間で,リストに加える学術論文が掲載されている可能性が高い雑誌・書籍の分担を決めた。
  2. 前期委員会からの継続審議となっていた,学会奨励賞の制定に向け,必要な規程の素案を作成した。
  3. 平成30年度の年次大会において,遊戯療法に関する学術研究に係るシンポジウム・ワークショップ等の開催を模索することとした。

広報委員会活動報告(委員長:難波 愛)

広報委員会では、ニュースレターの発行と学会ホームページの管理と更新を主に担当している。2016年度においては、ニュースレターの発行は年1号となり、2017年3月に第35号を発行した。主な内容は、今期役員の紹介であった。また、随時学会ホームページの保守と更新を行った。

 

震災支援委員会活動報告(委員長:伊藤良子)

東日本大震災にて被災した子どもと保護者への継続支援の方針のもと活動を行った。

  1. 2017年1月28日:被災地で支援を継続している会員による事例検討会が開催され、委員会から講師を派遣した。近接領域の参加者もあり、遊戯療法の意義を共有した。
  2. 2017年1月29日:日米親子支援ネット主催「東日本大震災長期支援を考える会」(当会後援)のシンポジウム「震災から5年~子どもたちの今とこれから」にて4年間の活動を報告した。両日とも盛会であり、長期支援の必要性が広く共有された。

倫理委員会活動報告(委員長:横山知行)

これまでの倫理委員会が行ってきた倫理規程・倫理綱領の改正を受け,これらを実 際に運用していく中で,遊戯療法の実践及び研究において,さらに改正が必要な事項を検討していくこととした。なお,現時点で,今期委員会が抱えている倫理案件はない。